🇺🇸（USCPA）FAR 収益認識 Revenue Recognition Step3
S/D:ASC606
Step3.Determine transaction price
①検討項目
取引価格を算定するにあたっては、(a) 変動対価、(b) 変動価格の制限、(c)契約における重要な金融要素、(d)現金以外の対価、(e)顧客に支払われる対価の5つ全ての影響を考慮するものとされている。
※これらの影響を考慮すると、取引価格は必ずしも契約書に記載された金額の総額となるとは限らない場合がある。
(a) 変動対価とは
Ex.値引き（discounts）、リベート（rebates）、返金（refunds）
※具体例はASC606-55-216〜220
↓
変動対価の見積もり方法
🇺🇸（USCPA）FAR 収益認識 Revenue Recognition Step2
S/D:ASC606
Step2.Identify performance obligations
S/D:ASC606-10-25-18
①どのような財（goods）又はサービス（services）を顧客に移転することになるのかを識別する。
S/D:ASC606-10-25-14
②財（goods）又はサービス（services）の括りを識別する。
a.別個の財又はサービス（あるいは別個の財又はサービスの束）
b.一連の別個の財又はサービス（特性が実質的に同じであり、顧客への移転のパターンが同じである複数の財又はサービス）→Ex.年間契約のビルの保守サービス
↓
a（別個）になる場合
↓
a（別個）にならない場合
🇺🇸（USCPA）FAR 収益認識 Revenue Recognition Step1
S/D: ASC606
Step1.Identify the contract
S/D:ASC606-10-25-1
契約として識別されるためには下記5要件を満たす必要がある。
①当事者が、書面、口頭、取引慣行等により契約を承認し、それぞれの義務の履行を約束していること
→Ex.契約書、注文書など
②移転される財又はサービスに関する各当事者の権利を識別できること
③移転される財又はサービスの支払条件（Payment terms）を識別できること
④契約に経済的実質があること（すなわち、契約の結果として、企業の将来キャッシュ・フローのリスク、時期又は金額が変動すると見込まれること）
⑤顧客に移転する財又はサービスと交換に企業が権利を得ることとなる対価を回収する可能性が高いこと（Probable）
ASC606-10-25-1(e) →Probableの定義
・Customere's ability to pay
・Customer’s intention to pay
※Probaleかどうか曖昧な場合
・Credit Risk Is Mitigated→ASC606-10-55-98A〜E
・Credit Risk Is Not Mitigated→ASC606-10-55-98F〜I
🇺🇸（USCPA）FAR Basic EPS
S/D:ASC260
Basic EPS（基本的1株当たり利益）計算式
1.分子:その期間の普通株主に帰属する利益
Point.分子は差額
差額を算出する際に考慮するPointは2点
分子のPoint① dividends declared in the period on prefers stock
※配当決議があった分のみ
分子のPoint② dividends accumulated for the period on cumulative preferred stock
※配当決議の有無は関係ない
2.分母:その期間の発行済加重平均普通株式数
Point.分母は当期発生した事象を考慮
Point①新株発行
Point②自己株式保有or取得or売却
🇺🇸（USCPA）FAR のれん 減損
S/D:ASC350
ASU第2017-04号は、SECに登録する公開企業は2019年12月16日以降、SECに登録しない公開企業は2020年12月16日以降、非公開企業は2021年12月16日以降開始する年次及び期中期間から将来に向かって適用される。
①旧 減損テスト
・Step1→のれんの帳簿価額が公正価値を超過する場合はStep2へ
・Step2→のれんの帳簿価額がその暗示される公正価値を超過する状況の場合、のれんの減損計上
※暗示されるのれんの公正価値は、企業結合において認識されるのれん金額と同一の方 法で決定される。
①新 減損テスト
・Step1→のれんの帳簿価額が公正価値を超過する金額に基づいて減損損失
↓
↓
・not more likely than notの場合
・more likely than notの場合
↓
Quantitative impairment test
・fair value > carrying amount
・fair value < carrying amount
